contemporary
以前から三枝さんのメボシイものを捜していましたが某hpの推薦があり購入しました。邦人作曲家のレクイエムで傾聴したものといえば三善晃さんのレクイエムくらいで血が凍るほど衝撃的で凄まじいものでした。フォーレのレクイエムが一番好きな三枝さんのこ…
期間を掛けていろいろな音楽を間に入れながらバイオリン協奏曲の探求でこのアルバムを聴いてきました。クレーメルのあのアルバムとは聴き比べはせずにいたのですが、バッハ的要素と簡単には言えないものが薄いように聴こえてしまっているのは何故でしょうか…
Meredith Monkを真剣に聴くのは10年以上ぶりだが、今回は声だけでなくピアノや他の楽器を使ってアコースティックなこれらの作品集はミニマルな曲や即興的な曲もある。Impermanenceという非永久性の題名はもののはかなさを言っているのだろうか。今のほうが…
かねてから気になっていたこのアルバムの廉価盤(elatus盤)を手に入れて聴きこみ始めました。音域がヴァイオリンよりも広いcelloというのとpendereckiの身の毛もよだつロマンをたたえた協奏曲は他の作曲家にはないもの。しばらく現代ものはこの人にどっぷり…
前回のアルバムの曲が心に残っているせいか室内楽25年間の集大成である今回のアルバムはすんなり心と響き合い一種の座禅のようなそんなメディテイションミュージック、いやアンビエントも含めての日本人ならではの作品が心地よい。今年の武生国際音楽祭など…
www.youtube.com レコ芸で今年度評価の高かったこのアルバム。ベルクやモンクの影響を受けているように思えても形態がソプラノとバイオリンのみであること。ことばの語りのシュールリアリズムの表現として言葉の理解がかなり重要とはいえ、ある一種の心地良…
NAXOSの廉価盤でバイオリン協奏曲のめぼしいものを探し続けていてHENZEのバイオリン協奏曲がロマンをたたえた現代曲とのことでさっそく購入するが、まだ聴き足りなければよいだろうがあまりインパクトが強くない。一方Five Night PiecesについてはWEBERNの新…
ギターのための12の歌が最近心地よく響く。聴いているとさほど好きでもないビートルズやオーバーザレインボーがいいと思えるし、武満アイズされてすばらしい。『フォリオス』を鈴木氏と荘村氏とで聴き比べてみるのもまたこのアルバムの別の聴きかたかもし…
タワレコ復刻盤として最近発売された。当時の武満さんの作品は結構激しく、ある程度高級なオーディオ装置で再生して聴いて血が凍りそうになった。クセナキスは長い間手をつけるのをためらっていたのだがとうとう聴いてしまった。計算された?音の洪水にただ…
毎年レコ芸の現代曲受賞作品をチェックしているが、昨年度は日本人の細川氏の作品が受賞。確かにこれといった目新しい作品はここ数年上がっていなかったのだが。武満トーンが感じられるハープ協奏曲「回帰」、随所威嚇・崩壊を示し鳥肌が立った。「森の奥へ…
ひさしぶりにペルトの新譜を探してみると映画音楽に使われたという。大きく2曲があり、ひとつはあの名曲『ダブラ・ラサ』をさらにシンプルにしたもの。もうひとつはバット&イーノのピアノ曲の原曲(トリートメントを施していない)のような曲。どちらにし…
先日の「夢千代日記」の再放送で武満音楽に聴き入っていると、尺八をフルートに琴をハープに持ち替え能楽を現代音楽に作り変えて世界に知らしめているアルバムに出会った。音色だけで魂を抜かれてしまう。旋律として聴くのでなく、音と間を聴く、あまり集中…
最初のキースジャレットが意外にうまい、ジャズを止めてこうゆう曲がいいのでは。ブリテンに捧げる曲もミニマル的要素を持ちつつも、心引き込まれ、最後のプリペアードピアノの曲で私は魂を奪われてしまった。クレーメルのバイオリンが天国に誘いをかけ、毎…