indiana2’s blog

音楽が大好き

contemporary

邦人作曲家のレクイエム, 2009/1/12

以前から三枝さんのメボシイものを捜していましたが某hpの推薦があり購入しました。邦人作曲家のレクイエムで傾聴したものといえば三善晃さんのレクイエムくらいで血が凍るほど衝撃的で凄まじいものでした。フォーレのレクイエムが一番好きな三枝さんのこ…

10数年ぶりグバイドゥーリナのバイオリン協奏曲は, 2008/8/2

期間を掛けていろいろな音楽を間に入れながらバイオリン協奏曲の探求でこのアルバムを聴いてきました。クレーメルのあのアルバムとは聴き比べはせずにいたのですが、バッハ的要素と簡単には言えないものが薄いように聴こえてしまっているのは何故でしょうか…

声を楽器のように扱ってベストな曲, 2008/6/1

Meredith Monkを真剣に聴くのは10年以上ぶりだが、今回は声だけでなくピアノや他の楽器を使ってアコースティックなこれらの作品集はミニマルな曲や即興的な曲もある。Impermanenceという非永久性の題名はもののはかなさを言っているのだろうか。今のほうが…

身の毛もよだつロマン主義, 2008/4/30

かねてから気になっていたこのアルバムの廉価盤(elatus盤)を手に入れて聴きこみ始めました。音域がヴァイオリンよりも広いcelloというのとpendereckiの身の毛もよだつロマンをたたえた協奏曲は他の作曲家にはないもの。しばらく現代ものはこの人にどっぷり…

今現役で一番活動的現代作曲家, 2007/4/23

前回のアルバムの曲が心に残っているせいか室内楽25年間の集大成である今回のアルバムはすんなり心と響き合い一種の座禅のようなそんなメディテイションミュージック、いやアンビエントも含めての日本人ならではの作品が心地よい。今年の武生国際音楽祭など…

今年度わくわくニューミュージック This year's exciting new music, 2007/2/8

www.youtube.com レコ芸で今年度評価の高かったこのアルバム。ベルクやモンクの影響を受けているように思えても形態がソプラノとバイオリンのみであること。ことばの語りのシュールリアリズムの表現として言葉の理解がかなり重要とはいえ、ある一種の心地良…

バイオリン協奏曲の追求も険しく続く, 2006/10/13

NAXOSの廉価盤でバイオリン協奏曲のめぼしいものを探し続けていてHENZEのバイオリン協奏曲がロマンをたたえた現代曲とのことでさっそく購入するが、まだ聴き足りなければよいだろうがあまりインパクトが強くない。一方Five Night PiecesについてはWEBERNの新…

夜長のギター, 2006/9/27

ギターのための12の歌が最近心地よく響く。聴いているとさほど好きでもないビートルズやオーバーザレインボーがいいと思えるし、武満アイズされてすばらしい。『フォリオス』を鈴木氏と荘村氏とで聴き比べてみるのもまたこのアルバムの別の聴きかたかもし…

35年前の万博鉄鋼館space theatreの記録,Record of Expo Steel Pavilion space theater 35 years ago 2005/8/26

タワレコ復刻盤として最近発売された。当時の武満さんの作品は結構激しく、ある程度高級なオーディオ装置で再生して聴いて血が凍りそうになった。クセナキスは長い間手をつけるのをためらっていたのだがとうとう聴いてしまった。計算された?音の洪水にただ…

日本人ならでは感性・触感, 2005/5/21

毎年レコ芸の現代曲受賞作品をチェックしているが、昨年度は日本人の細川氏の作品が受賞。確かにこれといった目新しい作品はここ数年上がっていなかったのだが。武満トーンが感じられるハープ協奏曲「回帰」、随所威嚇・崩壊を示し鳥肌が立った。「森の奥へ…

シンプルイズベスト, 2003/8/24

ひさしぶりにペルトの新譜を探してみると映画音楽に使われたという。大きく2曲があり、ひとつはあの名曲『ダブラ・ラサ』をさらにシンプルにしたもの。もうひとつはバット&イーノのピアノ曲の原曲(トリートメントを施していない)のような曲。どちらにし…

武満トーンの再認識, 2003/3/24

先日の「夢千代日記」の再放送で武満音楽に聴き入っていると、尺八をフルートに琴をハープに持ち替え能楽を現代音楽に作り変えて世界に知らしめているアルバムに出会った。音色だけで魂を抜かれてしまう。旋律として聴くのでなく、音と間を聴く、あまり集中…

魂を奪われてしまった初めてのペルト, 2001/11/15

最初のキースジャレットが意外にうまい、ジャズを止めてこうゆう曲がいいのでは。ブリテンに捧げる曲もミニマル的要素を持ちつつも、心引き込まれ、最後のプリペアードピアノの曲で私は魂を奪われてしまった。クレーメルのバイオリンが天国に誘いをかけ、毎…