レコ芸で今年度評価の高かったこのアルバム。
Peter Eotvos: Concertos
(1)セヴン(コロンビア宇宙飛行士への追悼) (2006/2007改訂)
諏訪内の乾いた感情を押し殺した演奏が光る。一瞬聴いたことのない和声が響いて脳から脊椎まで到達したような気になった。
(2)空中浮遊(2007)~2つのクラリネット、弦楽とアコーディオンのための
(3)CAP-KO(2007) (ベラ・バルトークに捧げる)~アコースティック・ピアノ及びキーボードと管弦楽のための協奏曲
ロラン・エマールのピアノが冴える。
のCDを購入してチェックしたが、今思えば約3年前、東京に少しの間仕事で住んでいた時に東京オペラシティ主催の現代音楽のイベント『コンポージアム2013』の「2013年度武満徹作曲賞本選演奏会」に足を運んだ方法が現代音楽の今をチェックするベストなひとつの方法
だったのかと思う。
これまでの審査員がそうそうたるメンバーであったことやなによりもその時代の若き作曲者たちが作曲した作品を生演奏で聴けるし、会場の空気感がすばらしい。
Eotvosが2014年度の審査員であたった、2016年は一柳 慧で2017年はHeinz Holliger となっている。
東京ではこういった現代音楽のイベントが結構催される(芝居とかと同様にうらやましい場所;イベントにしか魅力がなくなってしまってはいるが、、)
是非、この耳で確かめたい今日この頃です。
https://www.operacity.jp/concert/compo/2016/