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日本の現代音楽の今の一人の作品②「世界にあてた私の手紙」:藤倉 大

藤倉 大を知ったのは「情熱大陸」(2010)だった。番組でブーレーズの弟子ということを知ったが紹介していた新曲のインパクトが弱く彼のCDをチェックしていなかった。

後にDAVID SYLVIAN のcheckで「Died in the Wool」を聴くことになったが、SYLVIANのVOが強すぎて彼の音楽に傾聴できていなかったか。再度聴き込んでみようと思う。

何か新しいものを探す傍ら、最近ある雑誌にあの白石美雪さんの評論があり、SYLVIANとのコラボで電子音楽影響を受けたと明記あり、早速購入することに決めた。

最近の現代音楽作曲家はCDで解説を長々と入れる場合が多い。

しかし、そこには電子音楽が表現できることを模索している等とはまったく謳っていない。影響は受けているとは思われるが、、

・フルート協奏曲

これはフルーティストの力量があっての曲で音色・微分音など尺八奏法に近いものやエフェクト処理でリングモジュレーターを使用しているような処理も聴こえる。

・世界にあてた私の手紙

うーん、意外と普通!

オペラを濃縮したものとのことだが、インパクトがイマイチ弱い。

MINA

実娘が生まれた後の感動を歌っているとのこと、自分の場合の時と比べてみて生まれてすぐにたまたま抱けるタイミングがあったのだが、その時の感動を表現するのはこんなにごじゃごじゃしてなくて、神秘すぎて、、無音状態だった気がしてならない。

・BANITZA GROOVE

この曲が一番気に入った曲、すんなり脳みそに入ってきた。

今の現代の悲しみを表しているといったらオーバーかな、と印象づけてから解説を

読むとブルガリアダンスリズム3+4+2+3をベースにしているからびっくり、

世界の民族音楽をベースにした新しい名曲がまた彼によって作られた。

尚、このアルバムの最大の売りは作曲者が自ら編集ミックスしたことです。

作曲者がいいたいことを編集して練り上げたことです。

そうなってくると現代音楽はなおさらますます解像度のいい装置で再生したくなるよ。

そして所詮生演奏にはかなわないので聴きにいきたくなる。

このアルバムで演奏している名古屋フィルが彼の作品をとり上げて名古屋市内で10月に演奏するがたった1曲のみで残念なことに今聴きたくない曲(客寄せのための曲)も演奏される。今回は止めにしておこう。

https://www.nagoya-phil.or.jp/2015/1210095137.html

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SACDハイブリッド】

藤倉大オーケストラル・ワークス「世界にあてた私の手紙」

マーティン・ブラビンズ名古屋フィルハーモニー交響楽団

日本の現代音楽の今の一人の作品①「THE RAVEN-大鴉」:細川俊夫(2016.8.11)

昨年の冬に購入して怖くて5、6回しか聴けていない。

勿論同居人の家族が留守の時か深夜しか聴けない。

この暑い夜中に流してみたら鳥肌が立ってしまった。

霊がおりてきそう!

これまでの細川氏の作品とは大きく違うところは日本の能楽の和声を取り入れているところだ。

彼はAlban Bergが大好きでオペラ作品等も積極的に作曲している。

彼の作品をいつか生演奏で聴きにいきたい。

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《大鴉について:細川俊夫の解説》
日本の伝統的な物語のなかで、動物や植物が、人間と交流を持ち、人間と会話をするような物語はよくあることである。アニミズムの伝統の深いアジアでは、西洋のように、人間と動植物が、はっきりした境界線を持つことなく共存している。エドガー・アラン・ポーの「大鴉」のテクストを知ったとき、私は日本の能の劇作品を思い浮かべた。能は人間中心主義ではない。その主人公は、動物や植物であったり、またすでにこの世にいない霊であったりする。
ポーの作品は、近代人の理性的世界に守られた存在に、不気味な動物「鴉」が侵入して、その理性的秩序の世界が、崩壊する過程が描かれている。私は、この作品を一遍の能ドラマとしてとらえ、それを一人のメゾソプラノとアンサンブルによるモノドラマで表現しようとした。本来は男性が主人公のこの「大鴉」を、女性によって語らせ、歌うようにしたのも、能では、役が女性の場合であっても、男性がそれを演じるのと逆の関係にしたのである。
このポーの主人公は、嵐の夜、一人で回想にふけっている。ここに起こるドラマはすべて、彼の心の中で起こる想像であり、夢、幻かもしれない。(能では、ドラマはほとんど夢のなかの出来事である。)主人公は、亡くなった愛する恋人レノーアの追想にふけっている。
その時に現れるのが、大鴉である。そうするとこの鴉は、レノーアの亡霊かもしれない。「Never more」としかしゃべらない、不気味な霊としての鴉。その霊との交感、会話がこのポーの作品である。
私の音楽で、女性が中心となる作品の多くは、その女性を冥界とつながろうとするシャーマンととらえている。この私の"The Raven"での、メゾソプラノも、鴉の不気味な自然の力に、理性を崩壊させる近代人であると同時に、冥界、人間の不可思議な世界との交感をしようとするシャーマンでもある。その場合、死んだ恋人、レノーアは主人公の声に乗り移って、歌い語り、発狂するのだろうか。
人間の理性の世界と、その理性では捉えることのできない狂気の世界、理解できない自然の沈黙との関わり。このように私はポーを読み解くことにより、この作曲を行った。
この作品を、私のオペラ「松風」において、村雨役を歌ったCharlotte Hellekantとルシリン・アンサンブルにささげる。 

細川俊夫:大鴉(THE RAVEN) ~ メゾ・ソプラノと12人の奏者のためのモノドラマ

シャルロッテ・ヘレカント川瀬賢太郎ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン

 

electoronicaの今を確認するもう一つの方法は、、、追加完了(2016.8.18)

現在かなりお世話になって参考とさせていただいているのは以下のお二人です。

 

阿木譲

https://agiyuzuru.wordpress.com/

・デンシノオト

http://profile.hatena.ne.jp/post-it/

 

(そうなったいきさつについてはおいおいご紹介させていただきます。)

大学当時にjazz喫茶通いをしていた僕が、今electoronica喫茶なるものとして

阿木さんのDJイベントに通ったりブログを読んだり、また雑誌「ロックマガジン」を愛読していた僕が、electoronica雑誌としてデンシノオトさんのブログを読んでいる。

 

これからもお世話になっていくことには変わりありません。

よろしくお願いいたします。

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音楽鑑賞の趣味は母親から聞いた話によると幼稚園時代に遡る。

実姉が通っていたヤマハオルガン教室に一緒に付いていっていたが聴いているだけでいっさい演奏を習おうとはせずにほとんどの曲を覚えて歌っていたとのこと。

(いまだに楽譜が読めない、自分で演奏しないのはそのころの影響が大きい)

小学校中学年時代には歌謡曲をAMラジオで聴きまくり、小6のあるときNHKのテレビ放送・FM放送のシューベルトの「未完成」でガツンときたことからクラシックにはまってしまいました。中学生になって実姉の使っていた音楽教本で作品を探して毎月心斎橋のヤマハに通って月一枚(特にブルックナーマーラーの1作品)のレコードを購入し一か月はそのレコードのみを傾聴する日々を送りました。

高校時代になるとクラスの同級生でかなりロックに詳しいやつがいてkingcrimsonやbowieやenoを紹介してもらいロックに今度ははまりました。(特にenoには衝撃を受けてました。ライナーノートを見ると阿木氏の名前があったのでした。)片道1時間の通学で帰宅部であった僕は高校時代の親友はすべて演劇部や放送部であったため、今思えば吐きダマリを解消すべき、演劇部で有名なW大学に進学して趣味として音効なるものを夢見ました。

一浪しましたが結局第一志望はダメでW大学にある演劇部の入部をあきらめたのですが、東京は当時も学生演劇が盛んであったため在学中の演劇部に途中から入部して音効を始めました。創作劇や野田秀樹のシナリオをその劇団は年に2回ほど催していました。ちょうどそのころのROCKはNEWWAVEが全盛で阿木氏のロックマガジンに載っていたレコードを買いあさりその中で気に入った曲と富田勲さんのシンセサイザーのラベルやストラビンスキーの曲をそれらの芝居につかうのが楽しかった。入部していたのは1年あまりとROCKに興味がなくなっていたので当時自分にとって難解と思われたMODERN JAZZの新譜をバンバンかけていた吉祥寺のJAZZ喫茶あのA&Fに週に1回通い始め、毎回3時間ほど傾聴し、約3年間通い詰めた。

http://www.jazzsoda.com/cafe/af.htm

その間特にこれといって他の音楽情報を得られることもなくしばらく自分で新しい音楽を探すことに、そこで見つけた・待っていたのは現代音楽だった、、、

 

近藤譲さんによる NHKFMの現代音楽番組やドナウエッシンゲン音楽祭(これの最近CDはまた購入したい)

http://www.swr.de/swr2/donaueschingen/

の紹介は大変参考となった。

そこでかかった現代曲の古典と言えるWERBERNの Passacaglia、 Schönberg のVerklärte Nacht、BERGの3 Bruchstücke aus "Wozzeck”の3曲は最初まったく理解できなかったが現在でも僕の中では名作中の名作として光輝いている。

また、当時の吉祥寺南口にはdisk inn という新星堂があり、かなり詳しいディーラーさんがいてクラシックの名盤や現代音楽の入門曲を教えていただいたりした。

5年くらい経て新星堂さんがあの黒田恭一さんとともにECM NEW SERIESArvo Part を教えてくれてました。

 

あれから30年いろいろ音楽を漁ってきたが、数年前全然知らないELECTRONICAを紹介している阿木さんをHPで発見し、また阿木さんが紹介していたデンシノオトさんのレビューチェックをele-kingのHPから始めました。

デンシノオトさんへtwitterで一度AMAZONのレビューを見てもらうことがきっかけでこのブログindiana2を書き始めることとなった。

 

 

PS.

ELECTRONICAには慣れてしまい、音色もワンパターン化しご紹介いただいた10枚に1程度しか目新しいものにありつけていません。

5年程度経ってから、シンセ及びその周辺のインターフェイスの進歩による目新しい作品を期待する次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

violin 協奏曲の追求は続く(2016.6.12)

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Prokofiev
Violin Concerto No.2 in G minor, op.63
Sonata for 2 violins in C major, op.56
Sonata for violin and piano in F minor, op.80 no.1
Janine Jansen, violin
Boris Brovtsyn, violin
Itamar Golan, piano
London Philharmonic Orchestra
Vladimir Jurowski
2012年録音

 

ここ最近、bergのvioline 協奏曲の旋律がよく頭に浮かんでしまって、、

また、violin協奏曲の追求を再開した。

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bergのvioline 協奏曲スコアの解説に『1930年代後半はにviolin協奏曲の傑作群が集中して生まれた。作曲家〇〇、〇〇、、、、』と記載があり、聴いていない作品にProkofievがあったためcheck。

たしかProkofievは中学当時の僕には聴きいれられず、、超有名な「ピーターと狼」は除いてほとんど聴き込んだ曲がない作曲家だった。

しかし今は気持ちよくフィットする。現代的感覚と豊かな叙情性を併せ持ちすばらしいではないか。

ソナタ1番もクレーメルアルゲリッチ盤でも聴いてみたい。

20世紀のクラシックもまだまだ要チェックだ。

violin sonata を超久しぶりに聴き込む(2016.5.6)

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ここ最近、特別新しいものにありつけていないからか、、

ずーっと聴き込まずにそっと置いてあったCDに手がいく。

今聴きたいクラシックはMOZARTを除いて20世紀のクラシックであり、

バルトークや新ウィーン学派となるが、

これらは気持ちが乗らないとまったく聴きたくない代物で

さらにヤナーチェクルトスワフスキシマノフスキは曲をほとんど知らず

旋律がふっと頭に浮かぶこともない。

では今しっくりいって聴き込んでしまうのは何故か、、、

これらの作品が元々好きなバルトークドビュッシーの影響を大きく受けていることや

時代背景(第1次大戦後)が現在の状況に近いからかも知れないとか考えられる??

世間がいろいろ騒いているのは確か

しかしこれだけは言い切れる、クラシックとはいえまだまだ知らない自分にとって新しいものが存在している。

この3人の作品をもっと探ってみる必要があることも、、

 

 

『スラヴ作品集』
【曲目】
Janacek: Violin Sonata

Lutoslawski: Partita

Szymanowski: Mythes Op.30
【演奏】
Isabelle Faust (Vn)
Ewa Kupiec (P)

【録音】
2002年8月

JAZZの男性VOCALに導かれた1枚(2016.2.10)

 

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JAZZVOCALは全くといって普段聴いていません。

今更、JAZZの男性のVOCALなんて、、、

しかし学生時代から大好きなROLAND KIRKが共演しているので試しに買いました。

 ア・ミーティング・オブ・ザ・タイムス<完全生産限定盤>

Roland KirkAl Hibbler

AL HIBBLERの声がいいし、KIRKのプレイの懐の深さ広さはやはりすごい。

KIRKファンは持っていて正解です。

 

KIRKについての情報といえば、、

あのJAZZ喫茶のマスターがKIRKの大大ファンでSP盤からほぼ全部持っていることは昨年お話して確認していました。

まだまだ知らない名盤があるのかな??

もっとゆっくり時間をかけて漁ってみるかな?、、

http://www.jazzsoda.com/cafe/goodbait.htm

 

この20年間のJAZZ新譜は、、CLUBJAZZとか、影の薄いものばかりで、、、

いや、ROCKをCHECKするよりは最近は新しくいいものがでてくる兆しが見えてきた?

現時点で優先順位はROCKよりJAZZのほうが上なのでまた新譜を漁ってみます。

 

現代音楽の今をチェックするひとつの方法は!!part1(2016.3.21)

レコ芸で今年度評価の高かったこのアルバム。

Peter Eotvos: Concertos

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(1)セヴン(コロンビア宇宙飛行士への追悼) (2006/2007改訂)

諏訪内の乾いた感情を押し殺した演奏が光る。一瞬聴いたことのない和声が響いて脳から脊椎まで到達したような気になった。
(2)空中浮遊(2007)~2つのクラリネット、弦楽とアコーディオンのための
(3)CAP-KO(2007) (ベラ・バルトークに捧げる)~アコースティック・ピアノ及びキーボードと管弦楽のための協奏曲

ロラン・エマールのピアノが冴える。

のCDを購入してチェックしたが、今思えば約3年前、東京に少しの間仕事で住んでいた時に東京オペラシティ主催の現代音楽のイベント『コンポージアム2013』の「2013年度武満徹作曲賞本選演奏会」に足を運んだ方法が現代音楽の今をチェックするベストなひとつの方法

だったのかと思う。

これまでの審査員がそうそうたるメンバーであったことやなによりもその時代の若き作曲者たちが作曲した作品を生演奏で聴けるし、会場の空気感がすばらしい。

Eotvosが2014年度の審査員であたった、2016年は一柳 慧で2017年はHeinz Holliger となっている。

東京ではこういった現代音楽のイベントが結構催される(芝居とかと同様にうらやましい場所;イベントにしか魅力がなくなってしまってはいるが、、)

是非、この耳で確かめたい今日この頃です。

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https://www.operacity.jp/concert/compo/2016/